その昔、この地域では「船が交通の主役」という一風変わった時代がありました。
今回は、たまたま茨城県に行く予定があり、1度言ってみたかった霞ヶ浦の水郷に急遽行くことに。
グーグル先生に聞いてみると、どうやら潮来(いたこ)であやめ祭りなるものをやってるとのこと。
完全NO PLANで出かけたわけですが、これがかなりの面白さで、愉しい休日を満喫できました。
このブログで分かること。
潮来あやめ祭りをのんびり満喫し、大満足で帰れるデートプランを紹介します。
水郷とは、水路網や舟による交通が発達している地域。
水のほとりの村、河川や湖沼が多くある景勝地のことをいい
潮来は利根川下流域の十六島および前川から霞ヶ浦一帯に広がる低湿地地帯で、水郷筑波国定公園として指定されています。
【デートにおすすめ!潮来あやめ祭り】
先ずはこのあやめ祭りの概要です
水郷潮来あやめまつりは、茨城県潮来市の水郷潮来あやめ園で行われるお祭りで、2021年の期間は5月21日(金)~6月20日(日)。
無料駐車場もあり、無料で観覧出来ます。
ここは『日本の歩きたくなる道500選』にも選ばれているとか
緩やかな流れの小川沿いを、あまり目にすることのないあやめを見ながらのんびりと散策する。
前を見れば昔のながらの和の情緒たっぷりのアーチ状の橋がかかり、ろで漕ぐ『ろ船』がのんびり浮んでいる。
確かにこれはいい!
もうこれだけで、「あー、来て良かったな」って感じます。
なんといっても、ここでのメインはあやめと水路散策です。
【絶対おすすめ!十二橋巡り】
会場に着き、通り沿いを歩いていると、小さな屋形船のような船が係留されています。
どうやら船に乗って、水上散策ができるようなのです。
これが今回のメインイベントです!
乗るか乗らないかで今日一日のお満足度が大きく変わるので是非乗ってみてください。
料金プランは何処で乗っても一律で料金が決まっているそうですよ。
前川十二橋めぐり
<30分コース>
5名まで 一艘 5,000円
5名以上 一人 1,000円
加藤洲十二橋めぐり
<70分コース>
5名まで 一艘 7,000円
5名以上 一人 1,400円
<50分コース>
5名まで 一艘 6,000円
5名以上 一人 1,200円
<40分コース>
5名まで 一艘 5,000円
5名以上 一人 1,000
「高いな〜」
って思いましたが、ですがよく考えてみると
新型コロ助のおかげで乗り合いではなく貸し切りです。
優越感半端ない!
本当は一回の運行で10人以上乗れる船を二人で乗れるのだから当たり前ですよね。
コロナの影響をきっとモロに受けてる業種なんだと思います。
手漕ぎのろ船遊覧で、のんびりも良いんですけど、エンジン船で涼しい風を感じて湖上を走るのは最高に気持ちいいですよ。
まさに湖上のドライブです。
どうせならと思い切って、
一番乗船時間の長い、加藤洲十二橋めぐり
<70分コース>
一艘 7,000円を選択しました!
こんな高い値段を払ってるのだから、ならば一流の船頭を!
セコい自分が出ますねー笑
良く観察してみると、私服のまんまの船頭さんとしっかりと昔ながらの衣装を着た船頭さんがいます。
どっちが良いのかは一目瞭然です。
僕の経験からの持論ですけど、運転を職にしてる方で、乗り物が汚い人、身なりに気を使わない人は100%仕事ができない。
今回だけに限らず、たくさんいる中から何かを選ぶ時は、身なりや整理整頓できてるかで選ぶといいですよ!
勿論仕事が出来なくても良い人は沢山いますからね。
要は仕事への向き合い方に敬意と対価を払いたいという僕なりの想いです。
値段は一律でも人の質は、その人の人生そのものですから。
旅での出会いで満足度も大きく変わります、だからこういった「小さな選択」を僕は大事にします。
語ってしまいました笑
はい!では早速目的地の十二橋へ向かいます。
ゆらゆら揺られながら船に乗っている感覚を味わっていると、エンジン音と共に徐々にスピードが上がっていきます。
風が気持ちいい!
川から湖に出ると一気に視界が広がります。
高揚感と爽快感MAX!
大きな船を貸し切りで湖上のドライブをしてる気分!
これだけでも愉しかったです。
水門に着き、水位の調整をして門が開きます。
ここからは船頭さんは竿一本で舟を操縦していくのですが、
この細い道を上手に操作する竿さばきは見事です!
ここはよく映画の撮影で使われる場所らしく、芸能人の誰が来たとか、細かく教えてくれますが、朝丘雪路と役所広司しか分からなかった笑
そんな芸能人ネタよりも、船頭さんとの会話の方が愉しかったです。
貸し切りだからこそ出来る会話。
いつからやっているのか
前の仕事は何をやっていたのか
船頭さんの衣装の話
十二橋巡りの昔話
竿の操縦の話
中でも1番印象に残った話は、船頭さんの幼少の頃の話で、女性が凄く生きづらかった時代だったということ。
「嫁入り舟」なんて素敵!美しい!なんて思っていましたが、現実はそんな美しい夢物語ばかりではなかった。
この地では女性がいつも働いて、男性はろくに働かなかったんですって!
嫁いだ女性は舟の操作を習うらしいのだけど、なかなかたやすいものではない。
船から落水することも少なくなかったそう。
酷いのは姑に「家に帰りたけりゃ、自力で帰ってこい!」って遠くの湖に放り出されたこともあったそうで、、、。
そんな時代に生きた女性はさぞ苦労したんだろうな。
これは船頭のおじいさんのお母様の時代の話ですから、その頃はきっと日本全体がこんな感じの価値観だったのではないでしょうか。
こんな酷い仕打ちを受けるとはつゆ知れず、
会ったこともない人と結婚するために船一艘とともに嫁いで、ここでやっていかなくてはならない。
幸せってなんだろうか?
そもそも何故見知らぬ人と結婚しないといけないのか?
何故この世界は女性が男性より立場が低いのか?
僕はフェミニストでもなんでもないですが、そんな事を思う大切な時間になりました。
もっと大事な人を大切にしよう
表向きの向こう側まで観れる人でいたいなぁと。
そんなこんなで濃厚な時間が、水路を彩るがく紫陽花とともに流れ、70分あっという間にな大満足な十二橋巡りでした。
○加藤洲十二橋めぐり
1艘¥7000
(観光案内+船頭さんの時間を70分頂いて勉強させて貰った対価)
安い!笑
時刻は丁度お昼になり、食べ物屋さんを探します。
ここは鰻が名物なんですかね?
たくさん鰻屋さんがあるので、次来ることがあれば鰻もありですね。
結局お昼御飯は、こちらの2階にあるお店にしました。
値段も手頃、食事をしながらあやめ祭り会場を一望できるのでおすすめです。
丁度食べてる時に舟に乗った子供達のお囃子を見ることができました!
夏祭りの装いでとっても気分が良い!
【潮来あやめ祭り夜にはライトアップイベント】
18:30~22:00まで、ライトやぼんぼり等で園を照らします。
水面にうつるライトの光が幻想的で、昼間とはまた別の味わいがあり、水郷情緒ある雰囲気になるそうです。
今回は朝から遊びに行ったのでライトアップは見れませんでした。
夜のあやめ祭りもまた違う顔が見れて面白そうですね。
次は泊まりでお酒を飲み、ライトアップを見に来たいな!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
【水郷潮来あやめ祭りのアクセスや駐車場】
水郷潮来あやめまつり
住所: 茨城県潮来市あやめ1-5
〈電車でのアクセス〉
潮来駅のすぐ近くに会場があるので、電車の旅も面白そうですね!
公共交通機関で行く場合には、JR鹿島線「潮来駅」から徒歩3分程度です。
〈車でのアクセス〉
車で行く場合には、東関東自動車道『潮来IC』から約10分ほどです。
無料駐車場も設けられていますが分かりづらい!
(注 看板はありません!)
〒311-2425 茨城県潮来市あやめ2丁目15−4
周辺にも有料駐車場あり、料金は約1日500円です。
★目印
バス釣りする人なら誰でもご存知!
村田基さんのお店、潮来釣具センターの脇の道を入っていくと右側に市営駐車場があります。
そこから会場迄は5分くらいかな。
歩くのが面倒なら会場周辺に、たくさん1日500円の駐車場の呼び込みをしてますから、混雑時でも停められないということは無いですよ。