『細部に神は宿る』
ここには古き良きものを、
これでもかと細部まで練に練り、アイディアを捻り出した‘’アートな道具たちの空間‘’に出会えます。
『自分だけのものさしで測れる基準』を見つけることができる世界が広がっている。
どういうことかというと、
自分の感性や想像力が試され、モノを見る精度が上がる場所なのだ。
何処から眺めても画になる、
この居心地の良さと暖かい空間は何なのだろうか。
ホッと一息
休息の時間が味わえるのは
おそらくなんの変哲もない、素朴な素材と身近なもので溢れているからだろう。
ここにあるモノは、一言で言うと実に『シンプル』だ。
そのシンプルさは、人生で共に交わる物や人の価値観に対して、
『外観の装飾品や責任の伴っていない飾られた言葉たちに惑わされるんじゃないよ』
って語られてるようだ。
自分の価値観の基準、
つまりは『ものさし』の精度を
ここで微調整することができた。
オレンジ色の暖かく穏やかな明かりとアラジンストーブの包み込んでくれる暖かさが、
なんともいえない居心地の良さを演出してくれる。
帰りたくない笑
そう思い浸っていると、白髪の凛とした女性が暖かな珈琲を作ってくれた。
僕の大事にしてるもの
それは『思いやり』と『優しさ』
ここにあるものは世界各国から集めた生活必需品。
身近にあるものだからこそ、
高価な美術品にはない、使い手のことを考えた形。
洗練された細部にこそ神は宿る。
ここには、僕にとって大切で大事にしたいなものが確かにあった。
追伸
そしてもう一つ
セットで見て欲しいものがあります。
美術館を出て野見金山の頂上に車を走らせると、
小さなカフェがある。
その名は
『ミハラシ カフェテラス』
そこから見る景色を是非堪能して欲しい。
丸みを帯びた地平線が観れますよ。