今回のおすすめ美術館は
神奈川県の北鎌倉にある、葉祥明(ようしょうめい)美術館です。
美術館と言っても、ここは絵本に出てくるような洋館が1軒そのまま美術館になっていて、緑の木々に囲まれて優しく佇んでいます。
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住所
〒247-0062神奈川県鎌倉市山ノ内318-4
葉祥明美術館
入館料は大人600円です。
ホームページから100円引きになる割引クーポンがダウンロード出来ますよ。
駐車場は1台分しかなくまず空いてないのですが、
すぐ近くの踏切の両サイドに、コインパーキングが沢山有ります。
電車ですと、横須賀線の北鎌倉駅から徒歩7分です。
葉祥明さんはこの美術館のコンセプトに
『それ自体が1冊の美しい絵本です』
とあります。
訪れる人が我が家のようにと、くつろげる空間作りをしたそうです。
美術館の外観は洋風のお家で、まさにその佇まいが一冊の絵本の表紙のようです。
【葉祥明さんとはどんな人?】
本名
葉山 祥明
絵本作家、画家、詩人
1946年7月7日生まれの2021年現在75歳です。
葉祥明さんの魅力は、なんといっても優しいタッチの絵画と心に響く言葉です。
広々とした青空や大地に、人や動物を細やかに描き
そのタッチは、そよ風が心地良く肌をなぜるように優しい。
絵本の世界では
世界に愛と微笑みを運ぶ白い犬。
愛嬌たっぷりのキャラクター犬のジェイクが絵の中で駆け回ります。
羽を持ち、蜜を吸い、ゾウに似ている不思議な生き物「はちぞう」
そんな数々のキャラクターが
観る人を包み込んでくれるような安全な居場所を作ってくれます。
実際に観てもらうと『なるほどね!確かに優しい』って分かってもらえると思います。
物心ついたときから、絵を書いていたそうで、
表現のはじめに詩があり、そこから絵のイメージが広がって描いていくそうです。
館内では祥明さん本なたくさん置いてあり、ソファに座ってゆっくりと見ることもできます。
こちらの美術館にお邪魔するのは2回目
今回は葉祥明さんがいらっしゃって、トークショーがあると聞いて意気揚々と訪れました。
ナマ葉祥明さんを観に来た僕の目的は
こんなに優しい絵を描く人の内面を少しでも覗かせて頂いて、学び取らせてもらえたらなとそんな気持ちで拝聴させて頂きました。
【ミュージアムトーク「ちいさなジーコ」によせて】
2021年9月18日
小さなジーコという絵本の挿絵を祥明さんが描いていて、その宣伝的なトークショーでしたがとても濃いお話が聞けました。
葉祥明さんの深い話
『現代に生きるものとして、忘れてはいけない大切なもの』
そんな話を聞けて、ここに来て良かったなー、
やっばり直接対面して聞くのと、映像で拝観するのとでは違い、
感じる取るものも大きいなー!
なんて、とても学びになりました。
【大切なもの それは優しさと思いやり】
葉祥明さんが色んな方の話を見聞きして感じること、そこには一貫性があると言います。
最終的にどの賢人も人間の在り方や思考の行き着くところに、優しさや思いやりを大事にしているとおっしゃられていました。
僕自身も、一番大事にしている言葉が『思いやり』という言葉だったので、このワードを葉祥明さんの言葉で聞くことができて、とても嬉しかった!
小さい頃に教えてもらったことって、人生で一番大事なんじゃないか。僕はそう思うんです。
『自分がされて嫌なことはしちゃいけないよ。』
『やさしさと思いやりを持とう』
『女の子は守るんだよ』
『明るく元気よく挨拶をしよう』
とかね。
葉祥明さんの絵画や言葉は非常にシンプルだ。
だがチープな表面的なシンプルさでは無く、
とても奥深い
細部まで考察して
考えて考え抜いて、導き出された答えが
シンプルでいることなのだと感じます。
その繊細さの中のシンプルさが僕は好きだ。
作家のひらまつりこさん
ボルトガル語に翻訳した白井さんもいらっしゃっていて、このお二人のお話も聞くことが出来ました。
人それぞれの大切な想いが重なって、この『小さなジーコ』という1冊の絵本が生まれたんだなぁと考え深いものがありました。
因みにこの本のジーコ、あの偉大なサッカー選手の『神様ジーコ』です。
まとめ
ホット一息つきに鎌倉へおいで下さい。
そしてここ
葉祥明美術館でゆっくりと、絵画に優しく包まれてみてはどうでしょうか。
たまには立ち止まって、いつも頑張っている自分を癒やしてあげてください。
ここはピッタリの場所です。